卒業生 記念碑・記念樹・学校施設 <新コーナー>
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 創立64年を迎え、卒業生も1万6千人を越えました。現在の校舎は昭和39年に移転したときがベースになっておりますが、校舎内外にはこれまでの卒業生が巣立っていった際記念に残していただいた植物や碑などが見られます。主に正門周辺にあり、植樹されたものは今でもしっかりと育っています。その成長の姿を写真に収めまております。また、校訓や標高などの記念碑もくっきりと映えております。このコーナーは、本校の歴史の一端を記念碑や記念樹、施設を通して本校の歩みを再発見することをねらいとしています。

記念像(アンパンマン?)
    
 
平成10年度卒業生の記念に、PTAより寄贈されたもの(平成11年3月)が石像「アンパンマン?」です。現在体育館の裏にひそっりと座って(立って)おります。見た目にはアンパンマンとドラえもんに似ているので「ドラパンマン」と生徒は呼んでいます。かれこれ14年ですから、この4月で中学3年生の年齢になります。

校舎を彩る桜樹の並木


 祇園中の風物詩といえば、まず4月はじめに校庭を乱舞する櫻です。校舎東側沿ってグラウンドから新生館(武道場)までの南北に、数十本の櫻が咲きます。4月の入学式を知っているのか如く、タイミングをはかりながら咲いてくれるところがなかなかの役者で、入学式が過ぎて1週間で散り始める潔さもまた感慨ひとしおです。卒業生の方にはもちろん、地域の方からも櫻の名所として名が通っている祇園中の櫻。4月には桜だよりを待たずとも祇園中においでください。櫻が待っております。

校訓「誠実・勤労・奉仕」(昭和53年度卒業生)
 
 正門手前には、校訓が刻まれた石碑が法面に沿って貼り付けてあります。その回りには昭和53年度第32回卒業生による四角いレリーフで囲まれております。卒業制作を兼ねた記念碑です。

本館定礎


 
昭和38年8月に本校舎の工事が開始しました。移転式が昭和39年1月8日ですから、約5ヶ月間ではありますが、それ以前より、敷地の整地や周辺の道路などの整備など時間をかけて仕上ていった様子がうかがえます。当時は、本校舎3階、特別教室(実技棟)、体育館の3棟がそびえて建っていたことが思い出されるのではないでしょうか。完成時の航空写真が残ってます。その後、生徒数増加に伴い、本館4階が増築され、現在に至っています。この定礎の石版は玄関西側の校舎に貼ってあります。

祇園中の位置(昭和54年度卒業生)

 

 
正門をくぐってすぐ右の花壇の端においてあるのがこの道標ともいえる石碑です。本校の位置が3次元座標で経緯、標高が記録されています。昭和55年3月卒業(昭和54年度卒業生、第33回卒)の記念碑ですが、授業や学習活動に活用できる特徴的な記念碑で、社会(地理)でも大いに役立っています。

ソテツ(昭和39年度卒業生)





 祇園中の正門横には体育館がありますが、その前のロータリー(円)に「ソテツ」が体育館玄関両脇には「トウジュロ」が植えてあります。6月になり、夏の盛りとなると青々と大きな葉が風に揺られるのはなんとも南国風です。ずいぶん前になりますが、まだ祇園中の坂道が舗装されてなかった昔、校門から中学校に入ると、このソテツがそびえ立ち、市内の北から訪れた者に、暖かなおもてなしで出迎えてくれたできごとを想起させてくれます。ちなみにこのソテツは昭和40年3月の卒業生(昭和39年度卒業生)による記念樹です。昭和39年1月8日に新校舎移転式(現在の祇園中の位置)を行っていますので、移転時の中学2年の生徒たちによる植樹ということになります。この移転時には机とイスを運んだ思い出があるという卒業生の方にも話を聞いたところ、坂道が大変だったとのことでした。
<一口メモ>
 ソテツ(蘇鉄)わが国の九州地方南部から沖縄、中国南部に分布しています。高さは3〜5メートルになり、葉は1〜1.5メートルの羽状複葉です。6月から8月ごろ、茎の先に花を咲かせます。雌雄異株です。秋に果実は朱赤色に熟します。幹からはデンプンが採れ、飢饉のときには食用にされました。名前の由来は、枯れそうなときに鉄を与えると蘇るからとか、幹が鋼のように強いことからと言われています。ソテツ科ソテツ属の常緑低木で、学名は Cycas revoluta。英名は Japanese sago palm。…植物図鑑より引用
<一口メモ>
 シュロ(棕櫚、棕梠、椶櫚、学名:Trachycarpus fortunei)は、ヤシ科の常緑高木。庭園で装飾樹として用いられる事が多い。樹皮はシュロ縄として古くから利用されている。排水良好な土地を好み、乾湿、陰陽の土地条件を選ばず、耐火性、耐潮性も併せ持つ強健な樹種である。生育は遅く、管理が少なく済むため、手間がかからない。トウジュロ(唐棕櫚、学名:Trachycarpus wagnerianus)は英語版の記事ではワジュロのシノニムとされている。ワジュロよりも樹高・葉面が小さく、組織が固い。そのため葉の先端が下垂しないのが特徴である。中国大陸原産の帰化植物で、江戸時代の大名庭園には既に植栽されていたようである。…Wikipediaより引用